脳の一部に損傷が起きて、脳が異常な指令を出すために発作が起こります。

症状は

手足をガクガクと大きく震わせる発作です。目は白目をむき、歯をくいしばり、手足を強く曲げた状態から、徐々に手足を伸ばし、ガクガクと筋肉が引きつるような震えの発作に、多くの場合移行します。これを大発作と呼びます。半身だけの場合や、両手足に発作が起きることもあります。発作の間は本人の意識はありません。

発作が収まった後、半身に力が入らないこと(Toddの麻痺:下肢を引きずって歩く)もありますが、多くは一過性で、徐々に回復します。

また、小発作といって、突然それまでおこなっていた動作を停止し、虚ろな眼で一点を凝視し、手に持っていた物を落としたりすることがあります。

原因は

脳は神経の中枢として、全身の運動、感覚、記憶、言語などに指令を出す役割を果たしています。その一部に損傷が起きると、電流の回路が狂い、異常な指令を発して発作が起きることになります。

原因として、先天性要因、あるいは出産時の要因から原因するものは幼少時よりけいれん発作があります。

成人してから初めてけいれん発作を起こす場合、まず第一に多い要因は、脳外傷によるものです。頭部打撲や、いわゆる「むち打ち」だけでは起きません。脳挫傷のように、脳に損傷を受けた人々の一部にけいれん発作が起きます。 その他、けいれんの原因になるものとして、脳腫瘍、脳動静脈奇形、脳炎などがありますので、病院での精密検査により原因を調べることが必要です。

主な治療法と生活上の注意点は

けいれん発作が起きた場合は、まず病院を受診し、けいれんを止める処置してもらうことが大事です。大抵は数分間で発作が治まることが多いのですが、中にけいれんが持続する場合には、救急車で来院し、救急処置を受けなければなりません。当院の場合、けいれんの原因となる脳疾患の有無を検査し、脳波も調べます。その結果により、けいれん発作を防止する薬(抗けいれん薬)を服用してもらうことがあります。

抗けいれん薬は、規則正しく服用を続ければ、大部分の方は無発作の状態で生活をすることができます。睡眠不足、飲酒、過労、過度のストレスのある時は、発作が起きやすいため、日頃から規則正しい生活を心掛けるべきです。

抗けいれん薬を服用しているときには、車の運転は控えてください。薬を飲み忘れたりすると発作が起きることがありますので、規則正しく薬を服用することが大切です。