宗教上の輸血対応
宗教上の理由による輸血拒否に対する当院の対応について
当院では、以下の基本方針に則り、宗教上の理由による輸血拒否について対応いたします。何卒ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。
- 輸血を行う可能性のない検査および治療に関しては、すべての患者さん本人にとって最善の診療をいたします。
- 輸血を必要とするような出血の可能性が予想される検査および処置、手術などの治療を行う場合は、輸血を行わないためのできる限りの努力をいたしますが、生命に危機が及び、輸血を行うことによって死亡の危機回避できる可能性があると判断した場合、「輸血同意書」が得られなくても輸血を行います。
- 一定の条件下では患者さんの意思に従い、無血下手術を行う場合があります。この場合、手術時に一般的な注意義務を尽くしている限り、出血死しても法的責任を医師は負いません。
- エホバの証人が提出する「免責証書」には、署名・捺印はいたしません。
- 以上の方針は、患者さんの意識の有無、成人と未成年の別にかかわらず対応に変わりはありません。
- 自己決定が可能な患者さんや患者さんの保護者、または代理人の方に対して、当院の方針を十分に説明し、理解を得られるよう努力いたしますが、どうしてもご同意を得ることができない場合は、転医・転院をお勧めいたします。
2022年4月1日
社会医療法人 柏葉会 柏葉脳神経外科病院