「一次脳卒中センター」に認定されました
この度、日本脳卒中学会より「一次脳卒中センター」として認定されました。一般社団法人日本脳卒中学会の要件を満たした病院が。認定を受けることができます。認定期間は2019年9月1日~2021年3月31日です。
「脳卒中センター」とは、地域の医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的速やかに診療(t-PA静注療法を含む)を開始できる施設です。
当院ではSCU(脳卒中ケアユニット)を2020年6月より9床から12床へ増床、脳卒中急性期症例の受け入れ体制の更なる充実を行っています。
認定要件は下記の通りです。
- 地域の医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的速やかに診療(t-PA静注療法を含む)を開始できる。
- 頭部CTまたはMRI検査、一般血液検査と凝固学的検査、心電図検査が施行可能である。
- 脳卒中ユニット(SU)を有する。(診療報酬上の脳卒中ケアユニット (SCU)を含む)
- 脳卒中診療に従事する医師(専従でなくてもよい、前期研修医を除く)が24H/7D体制で勤務している。
- 脳卒中専門医1名以上の常勤医がいる。
- 脳神経外科的処置が必要な場合、迅速に脳神経外科医が対応できる体制がある。
- 機械的血栓回収療法が実施出来ることが望ましい。実施できない場合には、血栓回収脳卒中センターや包括的脳卒中センターとの間で、機械的血栓回収療法の適応となる患者の緊急転送に関する手順書を有する。
- 定期的な臨床指標取得による脳卒中医療の質をコントロールする。
t-PA静注療法とは?
詰まった血栓を薬で溶かす治療方法です。脳梗塞を起こしてから4.5時間以内の患者さんに行うことができます。
SCU(脳卒中ケアユニット)とは?
脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)急性期の患者さんに対し、発症早期から24時間体制で専門医療スタッフがチームで集中的・専門治療を行う病床です。