日本看護協会「看護業務の効率化 先進事例アワード2021」にて優秀賞を受賞しました
当院では、2021年5月、新型コロナウィルスの院内クラスターに見舞われました。
看護業務ですぐに直面したのが、「物理的封じ込め」の原則により、感染区域(レッドゾーン)からメモ用紙1枚すら持ち出すことが出来ない状況への対応でした。多くの病院では、この「紙」を用いたルーチンワークが困難になったことで、クラスター下での看護師の身体的、精神的負担は増大していました。いかにして必要な情報を「携帯」するかを考え、スマートフォンを活用した問題解決に取り組みました。
この先駆的な「新型コロナウィルスクラスター下での看護記録革命!~スマホ活用で問題解決~」の取り組みに対して、2019年度より日本看護協会が主催、看護業務の効率化に関する先駆的な取り組みを紹介する「看護業務の効率化 先進事例アワード 2021」に応募、その結果、昨年に続き【AI・ICT等の技術の活用部門】で、2年連続で優秀賞を受賞しました。
クラスター下であっても、看護業務の効率化に成果を上げ、患者ケアサービスの充実を実現することができたのは、看護職一同喜ばしい結果でした。今後も看護ケアサービスの充実に向けた取り組みを継続していきます。
令和3年11月17日 看護部長