柏葉脳神経外科病院は、急性期(51床)・亜急性期(49床)・回復期(44床)、それぞれ特徴をもった3病棟で運営しています。

医師をはじめとするリハビリ・心理療法士・音楽療法士・薬剤師など他部門のスタッフと協働し患者さんに最良の医療を提供するよう努めます。

発病の時期から回復までの患者さんの心と体を支え、さらに退院後のご自宅でもその人らしく生活ができるように地域に密着した連携を大切に致します。

一人一人の看護師が患者さんの意志決定を支え常に笑顔で看護を実践する教育に力を入れています。

教育・研修風景

 

看護部の理念

患者さんの生命を支え、安全で安心な生活の質に配慮した看護を実践します。個々の治癒力を高めるため、優愛明笑の精神で看護にあたります。

看護部の方針

  病院基本方針と看護部運営方針を理解し、一人一人が目標をもって看護する。
  看護の質を高いレベルに保つ。(救命救急・機能回復・自立への看護・終末期の看護)
  安全を第一に事故防止を徹底する。
  患者さん・家族へのインフォームド・コンセントを大切にする。
  地域連携を深め効果的な継続看護をする。
  業務を能率的・効果的・経済的に進める。
  常に自己研鑽し自律した看護職員を育成する。

 

概 要

看護職員数 約150名(非常勤・パート職員を含む)
看護単位 5看護単位(病棟 3、外来、手術室)
看護体制 急性期・亜急性期病棟 7:1看護単位 回復期リハビリ病棟 15:1看護単位
    3交代制勤務及び2交代制勤務
看護方式 チームナーシング、一部機能別看護

看護部組織図

各種委員会

会議名 会議及び委員会目的・目標
看護科長会議 看護部門の連絡調整並びに主要事項・情報交換及び情報伝達を行い、看護部の円滑な運営を図る。
教育委員会

理念:優しさと知恵を持ち、常に自分を磨く自律した看護職者を育てる。

@看護実戦能力の向上のために必要な研修の企画・運営・評価を行う

A脳神経外科看護のスペシャリストとしての看護師を育成する

看護記録委員会 看護記録の充実を図り、看護の質向上に結びつける事を目的とする。
院内感染対策部会 当院における院内感染の予防対策及び知識の啓蒙を図り、健全な医療体制及び施設確立を図ることを目的とする。
褥瘡対策委員会 院内褥瘡対策を討議・検討し、その効率的な推進を図る。
実習指導者会議 学生の実習を効果的にするため、看護学校との連携を図り、受け入れ体制及び条件の整備、指導レベルの向上を図る。
プリセプター会議 自己の指導を振り返り、お互いの悩みを共有しながら指導のあり方や評価法について検討する。
看護の日実行委員会 「看護の日」の行事について企画及び運営について検討する。
各看護部所会議 各看護単位における個別の懸案事項について検討し、円滑な職場運営を図る。
看護業務改善委員会 看護業務の円滑な遂行のため、看護業務整理・改善について検討を行い、看護の質向上を図る。
看護基準委員会 看護業務に関する事項を検討し看護の統一化をはかり、看護の質向上を図る。
看護手順委員会 看護業務に関する事項を検討し看護手順の統一化をはかり、看護の質向上を図る。

 

看護部教育理念

「優しさと知恵をもち、常に自分を磨く自律した看護職者を育てる」

看護部教育目標

  脳神経外科看護のスペシャリストとしての能力を獲得できる。
  看護実践能力の向上のために、必要な知識・技術の習得ができる。
  患者のニードを的確に把握し、患者中心の看護過程が展開できる。
  チームの中での自己の役割を認識し行動できる。
  主体的に学習・研究に取り組むことができる。
  後輩や学生の指導・教育ができる。

 

クリニカル・ラダー(看護実践能力の段階別到達目標)

1.クリニカル・ラダーとは
  看護師の看護実践能力を客観的に評価し、人材育成や配置に活用するシステム。
2.クリニカル・ラダーの目的
  @ 看護師の看護実践能力を評価し、能力向上への動機付けとする。
  A 教育支援の基準にする。
  B 看護師の職務満足度を高める。
  C 看護師の個々のキャリア開発を支援する。
  D 自律した看護師を育成する。
3.クリニカル・ラダーの構造
  クリニカル・ラダーは次の4領域で目標を設定する。
  @ 看護サービスの実践能力
  A マネージメント能力
  B 人間関係能力
  C 課題探求能力
4.クリニカル・ラダーの段階
  @ 第1段階(新人)
  A 第2段階(一人前)
  B 第3段階(中堅1)
  C 第4段階(中堅2)
  D 第5段階(ベテラン)
5.クリニカル・ラダーと集合研修

 

平成27年度クリニカルラダー別研修計画

 

新人看護職員教育体制について

「皆で育てる」ことをモットーに、各部署ではプリセプター、新人教育担当者をはじめ、スタッフ全員で新人看護師を支援する体制(屋根瓦方式)が定着しています。

新人教育では、1年かけて成長できるよう研修プログラムを組んでいます。

4月〜5月は集中研修期間として、基本的な看護技術の講義・演習を各部署の主任、教育委員等経験豊富な先輩看護師が担当し、臨床現場に即した「準備から患者への説明、実施」という体験型研修を行っています。

その後は、毎月1〜2回の集合研修を受けながら、配属部署の教育スケジュールのもと、少しずつ仕事を覚えステップアップしていきます。

縁があって入職してくれた新人看護師ですので、一人前の看護師として成長できるよう大切に育てていきたいという気持ちで関わっています。

 

A館3階病棟

私たちA館3階病棟は急性期の病棟です。個性的な看護師 が多く、笑いの絶えない病棟です。忙しくも効率的に動き 回る毎日を過ごしていますが、明るい笑顔で患者さんに安心 して治療を受けていただけるような環境づくりに努力して います。

 

 

 

A館2階病棟

当病棟は脳血管障害患者さんの初期治療後の継続した治療とケアを担う亜急性期病棟です。重度の意識障害や身体障害のある患者さんの合併症予防として口腔ケアの強化や腹臥位療法などを導入し、さらに患者さんの回復を願い、リハビリと連携を取りながら離床をすすめ、反応や兆しを引き出すかかわりを行っています。また、身体・精神・ADL面に機能回復を期待して毎日レクリエーション活動も継続しています。今年度から、寝たきりの患者さんの入浴ケアを週3回の提供が実現可能となりました。このことによって、患者さんや家族から喜ばれるだけではなく、私達の看護の質向上につながっていることも実感できるようになりました。

病棟には、脳腫瘍の終末期ケアの患者さんも多くいらっしゃいます。日頃の終末期ケアをどのようにかかわればよいか、模索しながらの日々ですが、そのなかで患者さんの看取りをしたあと、デスカンファレンスの実施と残されたご家族へ患者さんにかかわったチームスタッフ達が、色紙に患者さんとの思い出やご家族への励ましなどのメッセージを綴り、ご家族の方へお送りするようにしています。これはご家族に対する悲嘆へのサポートだけではなく、私たち個々の看護者としての看護の振り返りや自身の成長の機会となってきています。今後も次の一歩前にすすめられるような看護をしていこうと頑張っています。

 

B館2階病棟

回復期リハビリ病棟では、食事・着替え・身だしなみ・入浴・トイレ・車椅子への移動・歩行・会話など、日常生活動作の向上によって、寝たきりを防ぎ、家庭復帰を目指してリハビリを集中的に行います。リハビリに取り組む方々の心と身体を支え、生活の再建に向けて、医師・看護師・PT・OT・ST・MSWなどのチームが一丸となって、その人らしい生活が送れるようお手伝いします。一緒に頑張りましょう!

 

外来

外来患者さんの来院数は、1日平均150名前後で、救急搬送される方から定期的に受診される方まで様々です。外来では、継続看護に力を入れ、退院後の患者さんが安心して家での生活を送れるように、病棟からの問題点を踏まえスタッフ全員で情報を共有し、援助方法を考え実践しています。予約制を一部導入していますが、待ち時間が長い事が課題です。患者さんに安全で安心して頂ける看護を目指し、日々頑張っています。

 

手術室・中央材料室

麻酔科医師1名・看護師7名・看護助手1名で、手術室2室、血管造影室、中央材料室、などの業務を担当しています。定期の予定手術では、手術前訪問を行い、患者さんとの信頼関係の一助とし、不安が軽減できるよう努めています。さらに、緊急手術や検査にも万全な体制と準備を整え、365日24時間迅速に対応しています。テンピュールマットで患者さんの体を保護し、最先端の麻酔管理システムで安全を守ります。さらに、当院の手術室では一般的な外科のガーゼカウントと同様に、脳神経外科特有の手術保護用綿状パッド(ベンシーツ)の効果的なカウント方法を考え、確実に実践するなど、何よりも患者さんが安全で安楽に最先端の治療・検査を受ける事が出来るように尽力しています。

 

 

私たち、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師です

認定看護師とは、患者さんとご家族に、より良い看護を提供できるように分野ごとの専門性を発揮しながら、「実践・指導・相談」という認定看護師の役割を果たし、看護の質向上に努めます。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の専門性は、脳卒中患者さんの「重篤化回避・予防にためのモニタリングとケア」「活動性の維持・促進のための早期リハビリテーション」「生活再構築のための機能回復支援」です。脳神経外科看護のスペシャリストとして、症状が悪化しないように気をつけながら病棟でもリハビリテーションをおこない、患者さんの生活の困難さを少しでも減らすようなお手伝いをしていきます。

患者さんの回復を喜びながらよりよい看護ができるように、看護スタッフ全体で頑張っています。

 

『STROKE 2017』参加してきました!!
辻野:高次脳機能障害をもつ人々を理解し、寄り添えるように頑張ります。
小西:急な発症や障害に対する患者さんとご家族の思いを受け止め、生活の再構築のお手伝いをしていきたいです。

 

 

B館2階病棟プリセプターのH看護師

 看護師として働き始めて4年目、今年の春に1人の新人さんが病棟に配属になりました。
 私の勤務する病棟は、新人さんの入職数が少なく、年上のスタッフばかりだったので、始めて年齢の近い新人さんが入ってくることを嬉しく思いました。しかし、プリセプターとして、1人の看護師を育てなくてはならない事へのプレッシャーもありました。
 私が新人の時に指導してくださったプリセプターは、看護師経験が20年くらいのベテランの方で、疑問や質問にも全て答えてくださり、細かいところも丁寧に教えてもらいました。自分が教える立場となった時、仕事をしながらも曖昧だった部分や何となく過ごしてきたところが多々あり、新人さんにそこを突かれたらどうしようと内心ドキドキしていました。しかし、新人さんに指導しながらも、自分の知識や技術を見直したり、復習したりする機会となり、また、新人さんから新たな視点を教えられることもあり、新人さんと共に自分も成長させてもらっていると思います。
 私は、知識や技術もまだ半人前で胸を張って教えられる立場ではありません。ただ、新人さんを育てるという事は、プリセプターが全責任を負うわけではなく、病棟全体でサポートしていくことが大切です。常にマンツーマンだと息が詰ってしまうものです。私も新人の時に、他のスタッフに声をかけてもらって救われた事がありました。病棟のスタッフ全員が新人さんに興味・関心を持って、声をかけてくれたりする事で、病棟の雰囲気が良くなり、新人さんも馴染み易い環境になると思います。私はプリセプターとして、気軽に相談できる存在であり、上の立場の人との仲介役であり、新人さんのSOSに気付ける存在でいられるように心がけています。今はほとんどフォローは外れて、立派に勤務している姿に嬉しさ反面、寂しいような気もしているところですが、これからも新人さんと良い関係でいられればいいなと思っています。

A館3階病棟新人看護師のMさん

 脳はとても不思議です。例えば、目で見たり聞いたりして自分の考えを持ち、それを自分の言葉で話し相手に伝える。あるいは、自分の思うように行動する。脳には、他にたくさんの働きがあります。そのため症状も様々で、幅広い看護が必要となります。そんな部分にやりがいや魅力を感じ、脳神経外科に興味がありました。
 当院は、t-PAなど急性期の救命治療に力を注いでいる一方で、リハビリなど在宅に向け回復するためのサポートも充実しており、救命から退院までの一貫した環境が整っています。きれいな設備とスタッフの明るい雰囲気の中で、私もその一員として頑張っていきたいと思い、就職を決めました。
 入職後、初めは不安や緊張の毎日でした。注射などの技術面は勿論、たくさんの薬剤や患者さんの観察点など知識面において、今でも未熟さや不充分さを感じることが多くあります。そんな中でも、プリセプターはじめ先輩スタッフに親身に指導していただき、日々吸収し学びを深めています。そして患者さんや家族との多くの出会いもまた、現在の私を支えてくれているものの一つです。麻痺があり動かない手が、ある日握り返してくれた時。失語で意思疎通困難な患者さんの訴えを汲み取れた時の、患者さんの笑顔。そんな患者さんの様子を見て「安心しました、ありがとう。」とかけていただいた家族からの言葉。それらの一つ一つが私を励まし、背中を後押ししてくれ、頑張ろうという気持ちを奮い立たせる原動力になっています。
 今まで出会った多くの患者さんや家族への、それぞれ異なるたくさんの看護がありました。同じ看護は一つもなく、それが難しい一方でやりがいや喜びも大きいです。まだまだ私の目指す看護には程遠いですが、一緒に頑張っていきましょう。

ブランクから復帰して・・・・・A館2階病棟 看護師のOさん

 私は病院勤務約5年の経験後、子育て、転勤など、家庭の事情で十数年のブランクを経て再就職しました。ようやく、子供達も小・中学生になり、看護師に復帰できる環境になってはみたものの、本当に現場で働けるのか大きな不安でした。まずナースセンターの研修を受講し、看護の動向や、医療現場を見学する機会がありました。その実習先が当院で、現在の医療、看護を見せていただきました。医療機器、器具は進歩し、より安全性の高いものへ改良されてはいましたが、看護の基本的な考え方、技術は変わっていないことも多くありました。まず出来る事からやってみようという気持ちを持ち、看護部長の「ブランクはあっても大丈夫」という温かい励ましもあり、当院働く事を決めました。実習受け入れやクリニカルラダーシステムを実践し、教育・指導が確立されている点も選んだ理由です。また、もう一つ、家庭を持つ方には大事な、働く時間の事です。週3、4日から働いてみたい、という希望を快く聞いていただき、子育てや家事など、ワークライフバランスを考えて働いていける病院です。実際に働いてみて、スタッフの皆さんは忙しい中でも、親切に指導してくれます。少しずつですが、不安が解消され、出来るようになったこと一つ一つが、自信にもなり充実した毎日です。亜急性期のA館2階病棟では、疾患や麻痺を患者さんや家族が受け入れて、前向きに生活していけるようケアを行います。じっくりと患者さんと向き合って看護をおこなえるやりがいがあります。ブランクはあっても、その間の社会経験を活かし、広い視野で患者さんを見つめ看護に活かす事ができ、復帰してよかったと思います。そして、これからも成長していけるよう努力していきたいと思います。